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【A1111 Stable Diffusion web UI】アップデートとバージョン切り替え方法

⏱️5min read
📅 2024年5月31日
🔄 2024年7月24日
カテゴリー:📂 生成AI初級
【A1111 Stable Diffusion web UI】アップデートとバージョン切り替え方法のメイン画像
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Automatic1111 Stable Diffusion WebUIは頻繁にアップデートされています。しかしアップデートにより生成イラストが変わってしまったりと悪影響を及ぼすこともあります。このような時に対処できるようにバージョンの切り替え方法も覚えておきましょう。

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Stable Diffusion WebUIのバージョンの確認方法

Stable Diffusion WebUIのバージョンの確認方法は起動時のターミナルで確認するかStable Diffusion WebUIのブラウザの下部に表示されています。

Stable Diffusion WebUIのバージョンの確認(ターミナル)
ターミナルでの確認場所
画像を開く
Stable Diffusion WebUIのバージョンの確認(ブラウザ)
ブラウザでの確認場所
画像を開く

Stable Diffusion WebUIのアップデート方法

Stable Diffusion WebUIのアップデート方法はGitを使ってpullコマンドを実行するだけです。一つ一つ順を追って説明していきます。

stable-diffusion-webuiフォルダを開く: ファイルエクスプローラーでstable-diffusion-webuiフォルダを開きます。
ターミナルを開く: フォルダ内を右クリックして「ターミナルで開く」を選択します。※右クリックメニューに「ターミナルで開く」がない場合はウィンドウズメニューからコマンドプロンプトを開き「cd」コマンドを使ってstable-diffusion-webuiディレクトリに移動します。
ターミナル起動後の画面
画像はPowerShellですがコマンドプロンプト・GitBashでも問題ありません。
画像を開く
Pullコマンド実行: stable-diffusion-webuiディレクトリにいることが確認出来たらGitのpullコマンドを実行しましょう。
git pull
アップデートの確認: Pullコマンドが終了すればターミナルを閉じてStable Diffusion WebUIをwebui-user.batを実行して起動しましょう。ターミナルにバージョンが表示されるので確認しましょう。

エラーが出る場合は後ほど説明するトラブルシューティングにあるStable Diffusion WebUIのリセットを参考にリセットしてください。

Stable Diffusion WebUIを特定のバージョンに戻す方法

Stable Diffusion WebUIを特定のバージョンを戻すにはリポジトリのハッシュコードとcheckoutコマンドを使います。ここではv1.9.3に戻す方法を例に説明します。

リポジトリのリリースページを開く: Automatic/StableDiffusionのリリースページに行きます。
戻したいバージョンを探す: 一覧より希望するバージョンを見つけ右にあるハッシュコードをクリックします。ブラウザで開いたページのアドレスにある.../stable-diffusion-webui/commit/後のハッシュコードをコピーします。
Automatic/StableDiffusionのリリースページ
赤枠の部分をクリックします。
画像を開く
ブラウザのアドレス枠の画面
青色に選択された部分をコピーします。
画像を開く
checkoutコマンド実行: ターミナルでstable-diffusion-webuiディレクトリを開き、先ほどコピーしたハッシュコードを使ってcheckoutコマンドを実行します。
git checkout 1c0a0c4c26f78c32095ebc7f8af82f5c04fca8c0
venv再構築とバージョンの確認: checkoutコマンドが完了したら、ターミナルを閉じ、ファイルエクスプローラーでstable-diffusion-webuiフォルダを開きます。次にフォルダ内のvenvフォルダを削除します。削除後Stable Diffusion WebUIをwebui-user.batを実行しましょう。ターミナルにVersion: v1.9.3と表示されていれば成功です。このタイミングでvenvの再構築が始まるのでブラウザが立ち上がるまでしばらく待ちましょう。

Stable Diffusion WebUIの自動アップデートの方法

webui-user.batを編集: stable-diffusion-webuiフォルダのwebui-user.batを右クリックしてメモ帳またはコードエディターで開きます。

webui-user.batのデフォルト状態

@echo off

set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=

call webui.bat
git pullを追記: 開いたコードの最下部にcall webui.batと記述されている行の一行上にgit pullを追加して保存します。

編集後のwebui-user.bat

@echo off

set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=

git pull
call webui.bat
git pullの確認: webui-user.batを実行時にターミナルにAlready up to date.(アップデートがない場合)と表示されていれば正常に動作しています。

この設定で起動する度に最新版のリポジトリをチェックし、更新が在ればダウンロードするようになります。

エラーが出る場合は後ほど説明するトラブルシューティングにあるStable Diffusion WebUIのリセットを参考にブランチをリセットしてください。※この場合webui-user.batが初期化されますのでもう一度編集する必要があります。

Stable Diffusion WebUIのトラブルシューティング

Stable Diffusion WebUIのリセット

マスターブランチに切り替え: ターミナルでstable-diffusion-webuiディレクトリを開き下記のコードで強制的にマスターブランチに切り替えます。
git checkout -f master
リポジトリをダウンロード: pullコマンドで最新のリポジトリをダウンロードします。
git pull
venv再構築: pullコマンドが完了したら、ターミナルを閉じ、ファイルエクスプローラーでstable-diffusion-webuiフォルダを開きます。次にフォルダ内のvenvフォルダを削除します。削除後Stable Diffusion WebUIをwebui-user.bat実行しましょう。venvの再構築が始まるのでブラウザが立ち上がるまでしばらく待ちましょう。

Stable Diffusion WebUIをリセットするとwebui-user.batが初期化されますのでCOMMANDLINE_ARGS=の行に--xformers等を記入している場合は再度記入する必要があります。

アップデートしたら起動しなくなった

venvを再構築しましょう。stable-diffusion-webuiフォルダ内のvenvフォルダを削除します。削除後webui-user.batを実行しvenvの再構築が始まるので、ブラウザが立ち上がるまでしばらく待ちましょう。

今までのSeedで同じ画像が生成できない

Stable Diffusion WebUIのwikiにある「Seed Breaking Change」を参考にして以前のバージョンに戻すか、複数バージョンのStableDiffusion WebUIの環境を作りましょう。

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