【AIイラスト】ComfyUI お勧めカスタムノードの紹介
今回はComfyUIのカスタムノードのインストール方法と、オススメのカスタムノードをいくつか紹介します。カスタムノードとはA1111 WebUIでいうエクステンションになります。カスタムノードを使用することで、ComfyUIの機能を拡張できます。「ComfyUI Impact Pack」や「ComfyUI-AnimateDiff-Evolved」などの強力なカスタムノードも取り上げますので、ぜひ最後までお読みください。
2024年6月にAppleBotzzが公開していた「ComfyUI_LLMVISION」と呼ばれるカスタムノードにユーザーデータ(パスワード・クレジットカード情報等)を盗むマルウェアが仕込まれていたことが_roblaughter_氏の告発により発覚しました。(現在このリポジトリは消去されています。)この事件の様にConfyUIおよびWebUI等の拡張機能の取り扱いには十分に注意が必要です。拡張機能のインストールは信用のおける開発者のみに留めておきましょう。また、第三者のプログラムをインストールする際には常にこのようなリスクがあることを覚えておきましょう。
この事件を詳しく知りたい方はRedditの🔗PSA: If you’ve used the ComfyUI_LLMVISION node from u/AppleBotzz, you’ve been hacked(英語)を読んでみてください。
ComfyUI Manager
カスタムノードの導入にあたって最初にインストールたいのが「ComfyUI Manager」です。ComfyUI Managerを使えばカスタムノードの管理が楽になるので導入しましょう。
ComfyUI Managerのインストール方法
- ConfyUIが起動している場合は終了させてください。
- ファイルエクスプローラーで
ComfyUI/custom_nodes
を開きます。 - 右クリックで「ターミナルで開く」を選択し、ディレクトリが
custom_nodes
にいることを確認します。※右クリックで「ターミナルで開く」出ない方は、コマンドプロンプトを立ち上げてcustom_nodes
ディレクトリに移動してください。 -
Gitコマンドにて「ComfyUI Manager」リポジトリをクローンします。
git clone https://github.com/ltdrdata/ComfyUI-Manager.git
- ConfyUIを起動してください。
- メインメニューの下の方にに「Manager」と表示されていればインストール成功です。
ComfyUI Managerの主な機能一覧
- 不足ノードの検出:自動で足りていないカスタムノードを検出してインストールのサポート
- カスタムノードの管理:カスタムノードのインストール・アンインストール・アップデート・有効化・無効化のコントロール
- WebUIエクステンション代替え:A1111 WebUIの拡張機能の代替えノードの提案
- ComfyUIのアップデート:ComfyUIのアップデートがManagerメニューより可能
- モデルのダウンロード:Managerメニューより、モデルを一覧よりダウンロードが可能
- ランタイムプレビューの表示:Managerメニューより、Preview methodの変更でKSamplerにランタイムプレビューを表示
機能強化関係のカスタムノード
ComfyUI Impact Pack
「ComfyUI Impact Pack」は画像内のオブジェクトの検出、画像の詳細の精製、画像のアップスケールなどの機能を追加できます。A1111 WebUIのADetailerと似たような機能を組み込むことができます。
ComfyUI Impact Packのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
ComfyUI Impact Pack
と入力します。ComfyUI Impact Pack
- 一覧に表示された「ComfyUI Impact Pack」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
ComfyUI Impact Packの主な機能一覧
- Detector nodes:画像より顔や手などを検出
- ControlNet, IPAdapter:SEGSデータをコントロールネットやIPAdapterで使用する為のノード集
- Mask operation:SEGSデータを使ってマスクをコントロール
- Detailer nodes:SEGSデータを使ってディテールを追加
- SEGS Manipulation nodes:SEGSデータを操作する為のノード集
- Pipe nodes:DETAILER_PIPEやBASIC_PIPEなどの複数のワイヤーを纏めるパイプライン関係のノード集
- PK_HOOK (Pixel KSample Hook):生成時にCFG等の値をダイナミックにコントロール
- DETAILER_HOOK:生成時に詳細化のプロセスをダイナミックにコントロール
- Iterative Upscale nodes:アップスケールをインタラクティブに調整
- TwoSamplers nodes:ベースとマスクの2つのサンプラーを使って生成
- Image Utils:画像関係のノード集
- Switch nodes:複数のインプットをスイッチするノード集
- Wildcards nodes:ワイルドカードを使うノード集
- Regional Sampling:生成画像に領域を作り複数のキャラを生成する時に使うノード集
- Impact KSampler:パイプバージョンのサンプラーを使うノード集
- Batch/List Util:複数のバッチで生成した画像を管理
ComfyUI Impact Packの使用例
アップスケール・顔面修復・パイプを使った解説付きワークフローをDCAIのPatreonで公開していますので興味のある方はダウンロードしてみましょう。
ComfyUI IPAdapter plus
「ComfyUI IPAdapter plus」は異なる画像間で一貫したスタイルや構図を作りたい時や同一のキャラクターを使って動画・漫画等を生成する時に使うツールです。作品にまとまりのあるビジュアルテーマを維持しやすくなります。
ComfyUI IPAdapter plusのインストール方法
カスタムノードの「ComfyUI-Kolors-MZ」と競合するのでどちらか一方しかインストールすることができません。 2024/7/18に競合しないよう修正されました。
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
ComfyUI_IPAdapter_plus
と入力します。ComfyUI_IPAdapter_plus
- 一覧に表示された「ComfyUI_IPAdapter_plus」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
-
/ComfyUI/models/clip_vision
に下記のモデルを置きます。- 🔗CLIP-ViT-H-14-laion2B-s32B-b79K.safetensors をダウンロードして名前のmodelを
CLIP-ViT-H-14-laion2B-s32B-b79K
に変更 - 🔗CLIP-ViT-bigG-14-laion2B-39B-b160k.safetensors をダウンロードして名前のmodelを
CLIP-ViT-bigG-14-laion2B-39B-b160k
に変更 - 🔗clip-vit-large-patch14-336.bin をダウンロードして名前のpytorch_modelを
clip-vit-large-patch14-336
に変更(Kolors専用)
- 🔗CLIP-ViT-H-14-laion2B-s32B-b79K.safetensors をダウンロードして名前のmodelを
-
/ComfyUI/models/ipadapter
に下記のモデルを置きます。- 🔗ip-adapter_sd15.safetensors 基本モデル 平均的なウェイト
- 🔗ip-adapter_sd15_light_v11.bin 軽量モデル
- 🔗ip-adapter-plus_sd15.safetensors プラスモデル とても強力なウェイト
- 🔗ip-adapter-plus-face_sd15.safetensors 顔面モデル ポートレート向き
- 🔗ip-adapter-full-face_sd15.safetensors 顔面モデル 強力なウェイト
- 🔗ip-adapter_sd15_vit-G.safetensors vit-Gモデル bigG clip vision encoderが必要
- 🔗ip-adapter_sdxl.safetensors SDXL用基本モデル
- 🔗ip-adapter-plus_sdxl_vit-h.safetensors SDXL用プラスモデル
- 🔗ip-adapter-plus-face_sdxl_vit-h.safetensors SDXL用顔面モデル
- 🔗ip-adapter_sdxl.safetensors SDXL用vit-Gモデル bigG clip vision encoderが必要
-
FaceIDを使う場合は
/ComfyUI/models/ipadapter
に下記のモデルを置きます。- 🔗ip-adapter-faceid_sd15 FaceID用基本モデル
- 🔗ip-adapter-faceid-plusv2_sd15.bin FaceID用プラスモデルV2
- 🔗 FaceID用ポートレート向けテキストプロンプトのスタイル転送
- 🔗ip-adapter-faceid_sdxl.bin FaceID用SDXL基本モデル
- 🔗ip-adapter-faceid-plusv2_sdxl FaceID用SDXLプラスモデルV2
- 🔗ip-adapter-faceid-portrait_sdxl.bin FaceID用SDXLポートレート向けテキストプロンプトのスタイル転送
- 🔗ip-adapter-faceid-portrait_sdxl_unnorm.bin FaceID用SDXLポートレート向けテキストプロンプトのスタイル転送 とても強力なウェイト
※FaceIDモデルの使用にはPyhonライブラリのinsightface
が必要になります。お使いの環境に合わせたバージョンを-m pip install
コマンドを使ってインストールしましょう。すでにインストールされていてエラーが出る場合は再インストールしてください。※insightfaceは非商用ライセンスなのでご注意ください。
-
Pythonのバージョンチェック:ComfyUI Portablのルートファルダー(例:Users\ユーザー名\ComfyUI_windows_portable)をターミナルで開きます。下記のコマンドを実行
python_embeded\python.exe -V
- ライブラリーのダウンロード:Pyhonのバージョンにあったライブラリをダウンロードします。 🔗pyhon 3.10専用 🔗pyhon 3.11専用
-
pipのアップデート:下記のコマンドでpipをアップデートします。
python_embeded\python.exe -m pip install -U pip
-
insightfaceのインストール:Pyhonのバージョンにあったライブラリをインストールします。
pyhon 3.10: python_embeded\python.exe -m pip install insightface-0.7.3-cp310-cp310-win_amd64.whl pyhon 3.11: python_embeded\python.exe -m pip install insightface-0.7.3-cp311-cp311-win_amd64.whl
ComfyUI IPAdapter plusの主な機能一覧
- キャラクター参照:参照画像のキャラクターを使って画像を生成
- スタイル参照:参照画像のスタイルを使って画像を生成
- 構図参照:参照画像の画面構成を使って画像を生成
- 高度な一括処理:バッチサイズを設定、とくに動画作成時のVRAMの消費を抑える
- 領域調整:特定の領域をマスクしてコントロールが可能
- スケジュール ウエイト:動画生成時にウェイトをスケジュール化してスムーズにトランジションさせる
ComfyUI IPAdapter plusの使用例
スタイル参照のシンプルなワークフローをDCAIのPatreonで公開していますので興味のある方はダウンロードしてみましょう。参照画像も置いています。
ユーティリティ関係のカスタムノード
ComfyUI-Custom-Scripts
「ComfyUI-Custom-Scripts」はオートコンプリートやグラフのスナップ、ノードカラーのカスタム、モデルの詳細情報を見たり、音でお知らせしてくれたりと、さまざまな便利機能がパックになっています。
ComfyUI-Custom-Scriptsのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
ComfyUI-Custom-Scripts
と入力します。ComfyUI-Custom-Scripts
- 一覧に表示された「ComfyUI-Custom-Scripts」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
ComfyUI-Custom-Scriptsの主な機能一覧
- Autocomplete:オートコンプリート機能。プロンプト入力の補助をしてくれる。
- Auto Arrange Graph:グラフ自動整列。ノードのレイアウトを1クリックで整列させてくれます。
- Always Snap to Grid:スナップ機能。ノードをキャンバスのグリッドにスナップしてくれます。
- Checkpoint/LoRA/Embedding Info:モデルのノードを右クリック メニューからinfoを見ることができる。
- Custom Colors:ノードの色を自由に変えることができます。
- Favicon Status:ファビコンでComfyUIの状態を確認できます。
- Image Feed:生成した画像の一覧で見ることができます。さらに画像のドラッグ アンド ドロップでワークフローの読み込みもできます。
- Play Sound:ノードの実行のタイミングで音を鳴らしてお知らせしてくれます。
- System Notification:ノードの実行のタイミングでブラウザで通知してくれます。
- Show Text:繋げたノードのtextを閲覧できます。
- String Function:複数のストリングを繋げたり置き換えたりする時に使います。
- Widget Defaults:ノードのデフォルト値を編集できます。
ComfyUI-Crystools
「ComfyUI-Crystools」はConfyUIにリソースモニター等を表示したりとComfyUIを快適に使えるツールです。
ComfyUI-Crystoolsのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
Crystools
と入力します。Crystools
- 一覧に表示された「Crystools」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
ComfyUI-Crystoolsの主な機能一覧
- リソースモニター:CPU/GPU/RAM/VRAMの使用率やGPU温度/ディスク容量を表示
- プログレスバー:メインメニューにグラフの進行状況がわかるプログレスバーを表示
- メタデータ:生成画像よりメタデータを摘出・比較
- デバッカー:メタデータやプロンプト等、デバックに必要なデータを摘出・表示
- イメージ:画像に関係するデータを摘出・表示
- パイプ:さまざまなワイヤーを纏め一本のワイヤーで繋ぐ
- プリミティブ:プリミティブノード集
- スイッチ:ノードを条件付きでスイッチすることが可能
Image Chooser
「Image Chooser」はシンプルですが強力なノードです。バッチサイズで指定した複数の生成画像の中から良い画像のみを選択して次のプロセスに渡すことができます。使い方の例としては低解像度でラフを数枚生成し、その中から良い画像のみをHires. Fixに送るといった使い方ができます。
Image Chooserのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
Image chooser
と入力します。Image chooser
- 一覧に表示された「Image chooser」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
Image Chooserの主な機能一覧
- プレビューと選択:バッチサイズで指定した生成画像集より選択した画像のみ次のプロセスへ進行
- モードの選択:モードにより実行方法の変更が可能
- ホットキー:1-9で選択して0で選択した画像を次のプロセスへ進行
- アラート:Image chooserノードが待機状態の場合音でお知らせが可能
- Fabric custom nodesのサポート:Fabricノードに使うポジティブ・ネガティブの画像を選択 ※すでにサポートは終了していますが使用は可能
モードについて
- Alwayse pause:デフォルト。画像を選択されるのを待機。
- Repeat last selection:グラフに変更が無ければ前回と同じ画像を次に送る。変更があれば画像を選択されるのを待機。
- Only pause if batch:バッチが1の場合はそのまま次に送る。2以上の場合は画像を選択されるのを待機。
- Progress first pick:いつでも最初の1枚目を選択して次に送る
- Pass through:すべての画像を次に送る
- Take First n:最初のn番目までの画像を次に送る(nはcountで指定)
- Take Last n:最後からn番目までの画像を次に送る
Image Chooserの使用例
Preview ChooserのシンプルなワークフローをDCAIのPatreonで公開していますので興味のある方はダウンロードしてみましょう。
Use Everywhere (UE Nodes)
「Use Everywhere (UE Nodes)」はキャンバスのワイヤーを引かずにインプットされた値を飛ばしてキャンバスがワイヤーでごちゃごちゃになるのを防止してくれるツールです。接続が分からなくなった場合は右クリックメニューから表示することも可能です。
Use Everywhere (UE Nodes)のインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
Use Everywhere (UE Nodes)
と入力します。Use Everywhere (UE Nodes)
- 一覧に表示された「Use Everywhere (UE Nodes)」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
Use Everywhere (UE Nodes)の主な機能一覧
- Anything Everywhere:インプットされたデータを必要箇所にワイヤー無しで接続
- Anything Everywhere3:インプットされた3つのデータを必要箇所にワイヤー無しで接続
- Anything Everywhere?:インプットされたデータを指定箇所にワイヤー無しで接続
- Seed Everywhere:設定したシードを必要箇所にワイヤー無しで接続
- Prompts Everywhere:設定したプロンプトを必要箇所にワイヤー無しで接続
Use Everywhere (UE Nodes)の使用例
Use Everywhereの使用パターン例のサンプルワークフローをDCAIのPatreonで公開していますので興味のある方はダウンロードしてみましょう。
rgthree's ComfyUI Nodes
「rgthree’s ComfyUI Nodes」はComfyUIをより使いやすくするツールです。
rgthree’s ComfyUI Nodesのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
rgthree's ComfyUI Nodes
と入力します。rgthree's ComfyUI Nodes
- 一覧に表示された「rgthree’s ComfyUI Nodes」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
rgthree’s ComfyUI Nodesの主な機能一覧
- Progress Bar:キャンバス上部にグラフの進行状況がわかるプログレスバーを表示(設定から非表示にもできます。)
- Seed Node:A1111 WebUIと同じ形式のSeedを使うことが可能
- Reroute Node:標準のRerouteより高度な設定が可能(ノードメニューの「Node Help」を参考)
- Bookmark Node:キャンバスの記憶したい位置の左上に設置でスクリーン位置を記憶
- Context / Context Big Nodes:標準のワークフローを高度にコントロール
- Image Comparer Node:インプットに接続された2つの画像を比較
- Power Lora Loader:LoRAを簡単に管理
- Power Prompt:標準のCLIP Text Encode (Prompt)より高度な設定が可能(LoRA・Embeddingをドロップダウンリストより適応可能)
AI動画関係のカスタムノード
ComfyUI-VideoHelperSuite
ComfyUIで動画生成をするなら必須のカスタムノードです。複数の画像から動画を作成したり、動画の読み込み等動画生成に必要なノードが揃っています。
ComfyUI-VideoHelperSuiteのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
ComfyUI-VideoHelperSuite
と入力します。ComfyUI-VideoHelperSuite
- 一覧に表示された「ComfyUI-VideoHelperSuite」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
ComfyUI-VideoHelperSuiteの主な機能一覧
- 動画の保存:入力された複数の画像および動画の保存
- 動画の読み込み:動画ファイルをイメージシークエンスとして読み込み
- イメージシークエンスの読み込み:指定したフォルダーをイメージシークエンスとして読み込み
- 動画の統合:イメージシークエンスより動画を出力
- オーディオの読み込み:開始時間を指定してオーディオの読み込み
- 潜在イメージ・ピクセルイメージノード:潜在イメージ・イメージを管理する為のノード
- 動画のプレビュー:動画のプレビューが可能
- アドバンスドプレビュー:詳細なプレビューが可能
ComfyUI-AnimateDiff-Evolved
「ComfyUI-AnimateDiff-Evolved」はArtVentureX / comfyui-animatediffのフォーク版です。オリジナルより進化したカスタムノードになります。AI動画を生成する為の強力なノードパックです。
ComfyUI-AnimateDiff-Evolvedのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
AnimateDiff-Evolved
と入力します。AnimateDiff-Evolved
- 一覧に表示された「AnimateDiff-Evolved」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
- インストール後に
ComfyUI/custom_nodes/ComfyUI-AnimateDiff-Evolved/models
に下記のモーションモデルをコピーしてください。例mm_sd_v15_v2.ckpt
やv3_sd15_mm.ckpt
等
ComfyUI-AnimateDiff-Evolvedの主な機能一覧
- すべてのKsamplerに対応:標準およびカスタムされたKsamplerすべてに対応
- Control Net、SparseCtrl、IPAdaptorのサポート:Control Net、SparseCtrl、IPAdaptorを使い高品質の動画を生成
- 制限なしのアニメーション尺:スライディングコンテキストサンプリングを使ってAnimateDiff modelの16フレーム制限またはHotshotXLの8フレーム制限を無くしUnet全体で動画時間を制限なしで設定
- スケジューリングコンテキストオプション:サンプリング中の指定された点で異なったパラメーターを適応
- 高度なサンプリングオプション:FreeInitおよびFreeNoiseによりより高度なサンプリングが可能
- モーションLoRAの対応:オリジナルのAnimateDiffより公開されている🔗公式モーションLoRAおよびcivitaiの🔗モーションLoRAへの対応
- プロンプトトラベル:🔗FizzNodesの導入でBatchPromptScheduleを使いt2vのプロンプトトラベルが可能
- multivalインプットで効果を調整:モーションのウェイトおよび影響を調整
- カスタムノイズスケジューリング:ノイズのタイプ・レイヤーなどでノイズスケジュールのカスタムが可能
- AnimateDiffモデルのサポート:AnimateDiffモデルのV1/V2/V3のサポート
- 複数のモーションモデルの適応:Gen2ノードを使えば複数のモーションモデルの適応が可能
- さまざまなモーションモジュールをサポート:🔗HotshotXL 🔗AnimateDiff-SDXL 🔗AnimateLCM 🔗AnimateLCM-I2V 🔗CameraCtrl 🔗PIAのサポート
- AnimateDiffキーフレーム:キーフレームでウェイトやモーションパラメーターを調整
- fp8サポート:fp8の使用には最新のComfyUIと2.1以上のtorchが必要
ComfyUI-AnimateDiff-Evolvedの使用例
基本的なtext2movのサンプルワークフローをDCAIのPatreonで公開していますので興味のある方はダウンロードしてみましょう。
ココから紹介する3つのサンプルワークフローはそれぞれ繋がっています。順番に見るのが面倒な方は「ComfyUI Frame Interpolation (ComfyUI VFI)」のサンプルワークフローを参照ください。すべての解説が入っています。
ワークフローを使用するには先ほど紹介したComfyUI-VideoHelperSuiteが必要になります。
ComfyUI-Advanced-ControlNet
「ComfyUI-Advanced-ControlNet」は標準のControlNetをアニメーションに対応させたカスタムノードです。
ComfyUI-Advanced-ControlNetのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
ComfyUI-Advanced-ControlNet
と入力します。ComfyUI-Advanced-ControlNet
- 一覧に表示された「ComfyUI-Advanced-ControlNet」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
- 下記のページに行き必要なpthファイルををダウンロードして
/ComfyUI/models/controlnet
に置きます。
ComfyUI-Advanced-ControlNetの主な機能一覧
- タイムステップと潜在空間の強さのスケジューリング:コントロールネットの強さを時間ベースで調整
- アテンションマスク:注目させたい部分のマスクを指定
- プロンプトVSコントロールネットのウェイト:A1111 WebUIで実装されているプロンプトとコントロールネットのウェイトバランスの調整
- スライディングコンテキストウィンドウズ:安定した動画の生成の為のサンプリング方法
-
サポートするコントロールネットタイプ:
- ControlNets
- T2IAdapters
- ControlLoRAs
- ControlLLLite
- SparseCtrls
- SVD-ControlNets
ComfyUI-Advanced-ControlNetの使用例
text2mov tileアップスケールのサンプルワークフローをDCAIのPatreonで公開していますので興味のある方はダウンロードしてみましょう。
ワークフローを使用するにはComfyUI-VideoHelperSuite・ComfyUI-AnimateDiff-Evolvedが必要になります。
ComfyUI Frame Interpolation (ComfyUI VFI)
「ComfyUI-Frame-Interpolation」は複数の画像および動画のフレーム補間をしてくれるカスタムノードです。粗いコマ割りの動画に適応させると動画生成の品質向上と生成時間の短縮が可能になります。
ComfyUI Frame Interpolationのインストール方法
- ComfyUI Managerから「Custom Nodes Manager」を開きます。
-
左上の検索欄に
ComfyUI Frame Interpolation
と入力します。ComfyUI Frame Interpolation
- 一覧に表示された「ComfyUI Frame Interpolation」の横にある「Install」ボタンよりインストールします。
- インストールが完了すればConfyUIの再起動のメッセージが表示されるので「Restart」ボタンより再起動してください。
ComfyUI Frame Interpolationの主な機能
- フレーム補間:入力された複数の画像および動画のフレーム補間
ComfyUI Frame Interpolationの使用例
text2movフレーム補間のサンプルワークフローをDCAIのPatreonで公開していますので興味のある方はダウンロードしてみましょう。
ワークフローを使用するには先ほど紹介したComfyUI-VideoHelperSuite・ComfyUI-AnimateDiff-Evolved・ComfyUI-Advanced-ControlNetが必要になります。
サンプルワークフローの最終結果
ロゴ入れついでに色味も修正しています。まとめ
今回はWebUIの記事に比べて少し紹介数が少ないかもしれませんが、基本的な使い方をカバーできるようなカスタムノードを中心に紹介しました。各カスタムノードの詳細な使い方については、別の機会に詳しく説明していきたいと思います。