SD1.5モデル用Negative Embedding (Textual Inversion)の紹介
高品質な画像を生成するテクニックでネガティブプロンプト有効的に使う方法があります。しかし、毎回同じ品質タグを羅列するよりはNegative Embeddingを使えば非常に効果的にネガティブプロンプトをコントロールすることが出来ます。もちろん、Negative Embeddingを使用しなくても高品質な画像を生成することは可能ですが、プロンプトの構築をより簡単にするためにも、導入をすることをお勧めします。
導入方法については、前回の記事で詳しく説明していますので、まだ読まれていない方はぜひご覧ください。
Negative Embeddingには、SD1.5、SDXL、Ponyモデル専用のものがあります。今回は、その中でもSD1.5モデル用のNegative Embeddingについて紹介します。
SD1.5モデル用Negative Embedding (Textual Inversion)
各モデルの効果を視覚的に理解しやすくするために、サンプル画像を用いています。これらの画像は、モデルの影響を明確にする為に紹介したネガティブプロンプトのみを適用して生成されており、worst quality, low quality等は使っていません。
EasyNegative
- 作者：🔗gdgsfsfs
- ダウンロード：24.7 kB
- アップロード：2023/2/1
- トリガーワード：
EasyNegative
gdgsfsfs氏の「EasyNegative」はcibitaiでも人気のモデルです。「Counterfeit」を使ってトレーニングされていますので、Counterfeitとの相性がいいと思います。そのほか「AbyssOrangeMix2_sfw」「anything-v4.0-pruned」でのデモ画像を紹介しているのでそちらも相性が良いのではないでしょうか。リンク先はcibitaiにもあるのですが作者様本家のHugging Faceリンクにしました。
ダウウンロードファイルがEasyNegative.ptとEasyNegative.safetensorsがありますが、特に理由がなければEasyNegative.safetensorsの方をダウンロードしましょう。
badhandv4
- 作者：🔗Euge_
- ダウンロード：18.92 kB
- アップロード：2023/3/8
- トリガーワード：
badhandv4
Euge_氏の「badhandv4」はAIが苦手とする手の生成をサポートするモデルになります。Negative Embeddingモデルの中には画風まで変わってしまうモデルがありますが、そのような時はモデルのウェイトを下げて使いましょう。CFG scaleは11以下での使用を推奨しています。
Bad_NegAnatomy Textual Inversion
- 作者：🔗EnthusiastAI
- ダウンロード：210.85 kB
- アップロード：2023/5/7
- トリガーワード：
BadNegAnatomyV1-neg
EnthusiastAI氏の「Bad_NegAnatomy Textual Inversion」は身体の関節の生成をサポートするモデルになります。
bad_prompt Negative Embedding
- 作者：🔗Nerfgun3
- ダウンロード：24.92 kB
- アップロード：2023/5/2
- トリガーワード：
bad_prompt_version2-neg
Nerfgun3氏の「bad_prompt Negative Embedding」はEasyNegativeの様に全体的な品質を上げてくれます。画風が少しアニメ調になるのでウェイトで調整してください。
negative_hand Negative Embedding
- 作者：🔗Nerfgun3
- ダウンロード：24.93 kB
- アップロード：2023/5/2
- トリガーワード：
negative_hand-neg
「bad_prompt Negative Embedding」と同じNerfgun3氏の「negative_hand Negative Embedding」はcibitaiで人気のモデルで、画風への影響が少ない使いやすいモデルとなっています。
Deep Negative V1.x
- 作者：🔗lenML
- ダウンロード：225.92 kB
- アップロード：2023/1/20
- トリガーワード：
ng_deepnegative_v1_75t
lenML氏の「Deep Negative V1.x」はcibitaiで人気のモデルで、全体的に品質を上げてくれるモデルです。色味がくっきりと出してくれるのでVAEを使わなくても良い感じの色味になります。
Bad artist Negative embedding
- 作者：🔗Nick
- ダウンロード：7.08 kB
- アップロード：
- トリガーワード：
bad-artistまたはbad-artist-anime
Nick氏の「Bad artist Negative embedding」は「Anything-v3」を使ってトレーニングされています。ノーマル版とアニメ版があります。上のサンプル画像を参考にお好きなスタイルの方をダウンロードしましょう。
BadDream + UnrealisticDream
- 作者：🔗Lykon
- ダウンロード：Bad Dream:207.85 kB, UnrealisticDream: 111.85 kB
- アップロード：2023/5/22
- トリガーワード：
BadDream, UnrealisticDream
Lykon氏の「BadDream + UnrealisticDream」は２つのモデルを同時に使うことを推奨しています。「BadDream」は「DreamShaper」との相性が良いモデルで「UnrealisticDream」は実写系に向いているモデルです。「UnrealisticDream」のダウンロードはモデルのバージョンの切り替えで出てきます。
veryBadImageNegative
- 作者：🔗yunleme
- ダウンロード：30.92 kB
- アップロード：2023/3/20
- トリガーワード：
verybadimagenegative_v1.3
yunleme氏の「veryBadImageNegative」もcibitaiで人気のモデルです。全体的整った画像にしてくれます。
まとめ
今回はSD1.5モデル用のNegative Embedding (Textual Inversion)を紹介させていただきました。ネガティブエンベディングを使いこなせば、AIが苦手とする手や関節の表現も完全に解決するわけではありませんが、上手くいったりすることで、納得のいく画像が生成されます。皆さんもぜひこのテクニックを活用してください。
![FSP エフエスピー 80 PLUS GOLD 認証 ATX3.0 PCIe Gen.5 対応 フルモジュラー ATX 電源 Hydro G PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W [ HG2-1000.GEN5 ]の商品画像](https://m.media-amazon.com/images/I/616b+eQ3YWL._AC_SX679_.jpg)