A1111 StableDiffusion webUI 拡張機能の使い方とおすすめ紹介
Stable Diffusion web UI拡張機能を使うことで様々な機能を拡張することができます。AI画像生成の品質と効率を向上させることが出来るので導入することをお勧めします。
拡張機能のインストール方法
拡張機能のインストールはモデルのインストール方法とは異なりますが、手順を追っていけばそれ程難しい事ではありません。ここでは「ADetailer」のインストール方法を例にして2つのやり方を紹介します。
公式リストからインストールする方法
adetailer
と入力すると、「ADetailer manipulations」とうリストが表示されます。
adetailer
GitHubのURLを使ってインストールする方法
https://github.com/Bing-su/adetailer.git
拡張機能の無効化・アンインストール方法
拡張機能の無効化
拡張機能のアンインストール
stable-diffusion-webui/extensions
フォルダを開き、アンインストールしたい拡張機能のフォルダを削除してください。
拡張機能のアップデート方法
拡張機能の紹介
ここからは、おすすめの拡張機能を紹介していきます。
生成コントロール関係の拡張機能
After Detailer
After Detailer-リポジトリURLhttps://github.com/Bing-su/adetailer.git
生成された画像から自動で顔や手を摘出してinpaintで修正をかけてくれます。特に効果的なのが人物が引きの構図の時に顔が崩れるのを修正してくれます。
ControlNet
ControlNet-リポジトリURLhttps://github.com/Mikubill/sd-webui-controlnet.git
「ControlNet」を導入することにより様々な機能が追加されます。画像のディテールを追加したりラフ絵から画像を生成するimg2imgの拡張機能など便利な機能を使うことが出来ます。
Aspect Ratio selector
https://github.com/LEv145/--sd-webui-ar-plus
生成画像の比率をワンクリックでコントロールできるようになります。また、stable-diffusion-webui/extensions/--sd-webui-ar-plus
にあるresolutions.txt
を編集すればカスタムすることも可能です。
おすすめのカスタム※#
を使ってお好みのカスタムをしてください。
デフォルトに戻したい場合はGitHubのリポジトリを参照ください。
# SD
#SD1:1, 512, 512
SD3:2P, 768, 512
SD2:3L, 512, 768
# SDXL Square
#XL1:1, 1024, 1024
# SDXL Landscape
XL9:7L, 1152, 896
XL19:13L, 1216, 832
XL7:4L, 1344, 768
XL12:5L, 1536, 640
# SDXL Portrait
XL7:9P, 896, 1152
XL13:19P, 832, 1216
XL4:7P, 768, 1344
XL5:12P, 640, 1536
Regional Prompter
Regional Prompter-リポジトリURLhttps://github.com/hako-mikan/sd-webui-regional-prompter.git
「Regional Prompter」を使えば、画像の構図をコントロールすることが出来ます。例えば2人の人物を横並びにし、それぞれの特徴をかき分けることが出来ます。
プロンプト例:hug, 2girls, beautiful_face, standing, upper body, (ultra art illustrated style, masterpiece:1.3), ultra detailed, (medival:1.2), hill_side, blue_sky, horizon ADDCOMM
(black_hair, short_hair:1.2) ADDCOL
(red_hair, long_hair:1.2)
プロンプト関係の拡張機能
Booru tag autocompletion
Booru tag autocompletion-リポジトリURLhttps://github.com/DominikDoom/a1111-sd-webui-tagcomplete.git
アニメ系イラストの掲示板「Danbooru」等で使われているタグを自動で候補として表示してくれます。🔗日本語のReadMeページもあります。
Dynamic Prompts
https://github.com/adieyal/sd-dynamic-prompts.git
「ComfyUI」にある様な、複数のプロンプトをランダムに使ってくれる拡張機能です。例えば{smile|angry|cry}, 1girl
とプロンプトに入力すると3つの中からランダムに一つを使ってくれます。バッチ処理でランダムにいろいろな表情を出したいとき等で重宝します。
管理関係の拡張機能
Civitai Helper
Civitai Helper-リポジトリURLhttps://github.com/zixaphir/Stable-Diffusion-Webui-Civitai-Helper.git
「Civitai Helper」を使えば簡単にCivitaiのモデルを管理することが出来ます。🔗日本語のReadMeもあるので導入も簡単にできるでしょう。
動画関係の拡張機能
🔗OpenAI Soraの発表でtxt2movの品質が格段に上がりました。今回紹介する拡張機能はOpenAI Soraの品質とまではいきませんが近い未来にはOpenAI Soraのような拡張機能も出てくるでしょう。
Deforum
Deforum-リポジトリURLhttps://github.com/deforum-art/sd-webui-deforum.git
AI生成動画を作る為の拡張機能です。後で紹介する「AnimateDiff」より使うのが難しいですが、指定したキーフレームにプロンプトを書き込んでいきキーフレーム間をいい感じに繋げてくれたり、ズームイン等のカメラコントロールができます。
AnimateDiff
AnimateDiff-リポジトリURLhttps://github.com/continue-revolution/sd-webui-animatediff.git
「AnimateDiff」は「Deforum」よりは簡単に動画を生成できる拡張機能です。コチラは「Deforum」と比べるとシンプルな感じでプロンプトから動画を生成してくれます。また、motion module SD1.5がV3になってから動画品質も上がりました。
トレーニング関係の拡張機能
DreamArtist
DreamArtist-リポジトリURLhttps://github.com/IrisRainbowNeko/DreamArtist-sd-webui-extension.git
一枚の学習データから学習データを作成し、プロンプトとして使える拡張機能です。データの学習にはそれなりのスペックのPCが必要になってきます。
まとめ
今回はStable Diffusion web UIの拡張機能の使い方とおすすめ拡張機能の紹介をさせていただきました。拡張機能はどんどん新しいのが出てきています。また別の記事で紹介した拡張機能の使い方なども記事にしたいと思っています。