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A1111 StableDiffusion webUI 拡張機能の使い方とおすすめ紹介

⏱️9min read
📅 2024年4月30日
🔄 2024年7月24日
カテゴリー:📂 生成AI初級
A1111 StableDiffusion webUI 拡張機能の使い方とおすすめ紹介のメイン画像
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Stable Diffusion web UI拡張機能を使うことで様々な機能を拡張することができます。AI画像生成の品質と効率を向上させることが出来るので導入することをお勧めします。

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拡張機能のインストール方法

拡張機能のインストールはモデルのインストール方法とは異なりますが、手順を追っていけばそれ程難しい事ではありません。ここでは「ADetailer」のインストール方法を例にして2つのやり方を紹介します。

公式リストからインストールする方法

Extensionsページに移動: まず、「Extensions」タブを開いてください。
公式リストを表示: 次に、「Available」タブを選択し、「Load from:」ボタンをクリックして最新のリストを読み込みます。これにより公式拡張機能の一覧が表示されます。
ADetailerを検索: 検索窓にadetailerと入力すると、「ADetailer manipulations」とうリストが表示されます。
adetailer
インストール: リストの一番右にある「Install」ボタンをクリックしてダウンロードを開始します。「Installed into…」と完了のメッセージが表示されたら「Installed」タブに移動します。
UIの再起動: 「Installed」タブの一覧に「adetailer」が表示されていれば「Apply and restart UI」ボタンをクリックしてUIを再起動してください。
動作確認: 「text2img」タブの生成パラメーターエリアに新たにADetailerのパラメーターが追加されていれば、インストールが成功しています。

GitHubのURLを使ってインストールする方法

Extensionsタブを開く: 公式リストからインストールやり方と同じく「Extensions」タブを開いてください。
URLの入力: Install from URLタブを選択し、「URL for extension’s git repository」に以下のURLを入力します。
https://github.com/Bing-su/adetailer.git
インストールとUIの再起動: 「インストール」ボタンを押して完了メッセージが表示されたら、「Installed」タブの「Apply and restart UI」ボタンをクリックしてUIを再起動してください。

拡張機能の無効化・アンインストール方法

拡張機能の無効化

Extensionsタブを開く: まず、「Extensions」タブを開いてください。
拡張機能を選択: インストールされている拡張機能の一覧から無効化またはアンインストールしたい拡張機能を探します。拡張機能名の左にあるチェックボタンをクリックして選択を解除します。
UIの再起動: 選択を解除した状態で「Apply and restart UI」ボタンをクリックしてUIを再起動してください。

拡張機能のアンインストール

Web UIのシステムを終了: 拡張機能をアンインストールする前にWeb UIのシステム(venv)を終了してください。
フォルダを削除: ファイルエクスプローラーでstable-diffusion-webui/extensionsフォルダを開き、アンインストールしたい拡張機能のフォルダを削除してください。

拡張機能のアップデート方法

アップデートの確認: Extensionsタブを開きInstalledタブから「Check for updates」ボタンをクリックしてアップデートの確認をします。しばらくすれば一覧にあるアップデートが可能な拡張機能の右端に「new commits」と表示されます。
アップデートの実行: アップデートしたい拡張機能のnew commitsのチェックボックスを有効状態のまま、「Apply and restart UI」ボタンをクリックしてUIを再起動してください。
再起動後の確認: 再起動後、再度「Check for updates」ボタンをクリックしてアップデートが成功したかどうかを確認します。リストの「new commits」が「latest」となっていればアップデートが完了しています。

拡張機能の紹介

ここからは、おすすめの拡張機能を紹介していきます。

生成コントロール関係の拡張機能

After Detailer

After Detailer-リポジトリURL
https://github.com/Bing-su/adetailer.git

生成された画像から自動で顔や手を摘出してinpaintで修正をかけてくれます。特に効果的なのが人物が引きの構図の時に顔が崩れるのを修正してくれます。

ControlNet

ControlNet-リポジトリURL
https://github.com/Mikubill/sd-webui-controlnet.git

「ControlNet」を導入することにより様々な機能が追加されます。画像のディテールを追加したりラフ絵から画像を生成するimg2imgの拡張機能など便利な機能を使うことが出来ます。

Aspect Ratio selector

Aspect Ratio selector-リポジトリURL
https://github.com/LEv145/--sd-webui-ar-plus

生成画像の比率をワンクリックでコントロールできるようになります。また、stable-diffusion-webui/extensions/--sd-webui-ar-plusにあるresolutions.txtを編集すればカスタムすることも可能です。

おすすめのカスタム※#を使ってお好みのカスタムをしてください。

デフォルトに戻したい場合はGitHubのリポジトリを参照ください。

# SD
#SD1:1, 512, 512
SD3:2P, 768, 512
SD2:3L, 512, 768
# SDXL Square
#XL1:1, 1024, 1024
# SDXL Landscape
XL9:7L, 1152, 896
XL19:13L, 1216, 832
XL7:4L, 1344, 768
XL12:5L, 1536, 640
# SDXL Portrait
XL7:9P, 896, 1152
XL13:19P, 832, 1216
XL4:7P, 768, 1344
XL5:12P, 640, 1536

Regional Prompter

Regional Prompter-リポジトリURL
https://github.com/hako-mikan/sd-webui-regional-prompter.git

「Regional Prompter」を使えば、画像の構図をコントロールすることが出来ます。例えば2人の人物を横並びにし、それぞれの特徴をかき分けることが出来ます。

Regional Prompterのサンプル画像
黒髪ショート・赤髪ロングをそれぞれ指定した例
画像を開く
プロンプト例:
hug, 2girls, beautiful_face, standing, upper body, (ultra art illustrated style, masterpiece:1.3), ultra detailed, (medival:1.2), hill_side, blue_sky, horizon ADDCOMM 
(black_hair, short_hair:1.2) ADDCOL 
(red_hair, long_hair:1.2)

プロンプト関係の拡張機能

Booru tag autocompletion

Booru tag autocompletion-リポジトリURL
https://github.com/DominikDoom/a1111-sd-webui-tagcomplete.git

アニメ系イラストの掲示板「Danbooru」等で使われているタグを自動で候補として表示してくれます。🔗日本語のReadMeページもあります。

Booru tag autocompletionのサンプル画像
画像を開く

Dynamic Prompts

Dynamic Prompts-リポジトリURL
https://github.com/adieyal/sd-dynamic-prompts.git

「ComfyUI」にある様な、複数のプロンプトをランダムに使ってくれる拡張機能です。例えば{smile|angry|cry}, 1girlとプロンプトに入力すると3つの中からランダムに一つを使ってくれます。バッチ処理でランダムにいろいろな表情を出したいとき等で重宝します。

Dynamic Promptsのサンプル画像
「Batch size」を3にして生成された画像
画像を開く

管理関係の拡張機能

Civitai Helper

Civitai Helper-リポジトリURL
https://github.com/zixaphir/Stable-Diffusion-Webui-Civitai-Helper.git

「Civitai Helper」を使えば簡単にCivitaiのモデルを管理することが出来ます。🔗日本語のReadMeもあるので導入も簡単にできるでしょう。

動画関係の拡張機能

🔗OpenAI Soraの発表でtxt2movの品質が格段に上がりました。今回紹介する拡張機能はOpenAI Soraの品質とまではいきませんが近い未来にはOpenAI Soraのような拡張機能も出てくるでしょう。

Deforum

Deforum-リポジトリURL
https://github.com/deforum-art/sd-webui-deforum.git

AI生成動画を作る為の拡張機能です。後で紹介する「AnimateDiff」より使うのが難しいですが、指定したキーフレームにプロンプトを書き込んでいきキーフレーム間をいい感じに繋げてくれたり、ズームイン等のカメラコントロールができます。

AnimateDiff

AnimateDiff-リポジトリURL
https://github.com/continue-revolution/sd-webui-animatediff.git

「AnimateDiff」は「Deforum」よりは簡単に動画を生成できる拡張機能です。コチラは「Deforum」と比べるとシンプルな感じでプロンプトから動画を生成してくれます。また、motion module SD1.5がV3になってから動画品質も上がりました。

トレーニング関係の拡張機能

DreamArtist

DreamArtist-リポジトリURL
https://github.com/IrisRainbowNeko/DreamArtist-sd-webui-extension.git

一枚の学習データから学習データを作成し、プロンプトとして使える拡張機能です。データの学習にはそれなりのスペックのPCが必要になってきます。

まとめ

今回はStable Diffusion web UIの拡張機能の使い方とおすすめ拡張機能の紹介をさせていただきました。拡張機能はどんどん新しいのが出てきています。また別の記事で紹介した拡張機能の使い方なども記事にしたいと思っています。

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